長編の伝奇小説
奈須きのこ氏による「空の境界」は、長編の伝奇小説です。知らない方は、タイトルだけ見て、正しく読めないと思いますが、正式には、「からのきょうかい」と読ませるのがこの作品のタイトルです。何でも略すのが好きな日本人は、この作品タイトルを、「らっきょ」と略しています。
伝奇小説ということですが、普通、中国の古い短編小説をこのように呼ぶのだそうです。
しかし、時が流れるにつれて、伝奇小説=ファンタジー的なビジュアルノベルのことを指すようになったそうです。ちなみに本作も、これです。
それでは内容をご紹介します。
主人公は、両儀式と言う少女です。漫画によくあるような、特徴的な名前ですが、名字が「両儀」、名前が「式」です。
彼女は、事故後二年もの間、意識が戻らず、昏睡状態に陥りました。そして、その間に直死の魔眼を手に入れていたのです。ちなみに、この直死の魔眼は、死を見ることができ、そんな直死の魔眼が物語の中では重要なものとなっています。
両儀式は、事故に遭う前は、男性と女性の2つの人格を持っていたのですが、男性の人格の方が、事故でいなくなってしまいます。
結構変わった設定の主人公ですよね。
ところで、登場するキャラクターに、黒桐幹也がいますが、彼は明治大学をモデルにした大学に、そして、黒桐鮮花は神戸女学院大学をモデルにした大学に通っていることになっています。
大学に詳しくなくとも、どちらの大学も名門だということは分かります。
人気作品ということで、当然メデイアミックスもなされていますが、特に映像の分野での展開がめざましいです。
ドラマCDもあるのですが、第一章から第七章の映画作品が作られ、しかもその章ごとに監督が変わり、別々の作品として楽しめるようになっています。
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